●ターニングの練習
アクセルとブレーキのコンビネーションとそのコントロール
速度の変化を必要とする時に使うアクセルとブレーキの微妙なコントロールを習得する。速度を落としたゆっくりな動きにはブレーキだけで、速度を若干上げる必要のある動きには「つなぎのアクセリング」を使う。また、坂道での発進やパラレルパーキングではこのアクセルとブレーキ両方の操作とそのコントロールが必要となる。
ターンでのスピードコントロール
曲がる時のスピードはあまり速すぎても遅すぎてもいけないので、そのコントロールが難しいが、コーナーの曲がりはスピーディーにという試験官の見方があるので、最終的にはそれに沿った速度として時速10マイルから15マイルを維持して曲がれるまで練習する。
ハンドル操作(Steering Control)
理想的なハンドルの操作は「無理」「むら」がないこと。直線の運転ではハンドルが固定されてブレない、曲がりでは安定した早さでハンドルを回し切るコントロールができるまで練習する。
タイミング、旋回角度とその速さのコントロール(曲がりの3要素)
曲がるとき(ハンドルを切るとき)のタイミングについては各インストラ クターの方式に従い、一例として、自車のフロントラインが交差する道路の縁石に重なって見えた時、ハンドルを回す。フロントラインが見えない目線の低い人はウィンドシールドの下側のライン を代用する。ハンドルの旋回角度は3/4回転(270度)から1回転(360度)の範囲を2~3秒掛けて回し、倍の時間(4~6秒)かけて戻し切る。このコントロールができるまで繰り返し練習する。
旋回のタイミング:
ハンドルを回すタイミングは、フロントラインが交差する道路の縁石即ち、交差する手前縁石のライン)に重なって見えた時とする。ここでは、このタイミングより早く回した場合をショートターン(Short-turn) 、遅く曲げた場合をワイドターン(Wide-turn)と教える。曲がり終わったら、アクセルを踏み、加速する。
ハンドルの回転角度:
右左折とも3/4回転(270度)~1回転(360度)の範囲。初心者は曲げすぎる(1回転以上)傾向があるので注意し、その結果ターンが シャープになり、戻し切ることが更に難しくなるので注意する。