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こちらは制作による、E-BOOK版Fuji Driving School | Student's Manualの38ページ目の内容です。
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https://fujidrivingschoolnyc.com/ebook/students


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回転の速度:

旋回方向に2~3秒をかけてハンドルを回し切り、リカバリーは4~ 5秒かける。初めは速度の変化が難しいので、曲がるコ ーナーまでのスピードを時速5マイル、10マイル、15マイルと習熟度に合わせてスピードを上げていく。コーナーを45度以上から凡そ60 度の角度まで来た時がハンドルを戻すタイミングであり、90度のコ ーナーを曲がり切る直前まで時間をかけて戻し、直線に入った時に ハンドルを真直ぐの位置(ホームポジションと呼ぶ)に止める。

リカバリー(Recovery)のコントロール

リカバリーは円運動の終盤から直線運動の切り替えまでのコントロールをいう。一般にリカバリーが難しい理由は、曲がりに入る直前の速度とリカバリーのタイミングという相対的な判断が要求されるからである。曲がりに入る速度が速ければ速いほど、タイミングに猶予が必要であり、ドライバーは早めのリカバリーを心掛ける。ターンが遅い場合は直線に入るぎりぎりまで待ってリカバリーをする。リカバリーに入る角度は直線ラインに対し30度前後を目安とする。リカバリー終盤でハンドルをホームポジションで正確に止めることを忘れないように注意する。

●Under SteeringとOver Steering

車がターンする角度は常に90度とは限らない。左右連続の緩慢な曲がりや鋭い曲がりも想定したターンの練習をする。連続の曲がりではスピードと曲がりの緩急が相対的に影響し合い、自然の力(遠心力と重力/加速度)も加わってコントロールが難しくなる。

尚、Under Steeringはスピードの出し過ぎや遠心力に負け、曲がる方向の反対側に進行してしまうことをいい、Over Steeringは曲がる方向にハンドルを曲げ過ぎることをいう。どちらも「ふらつき」の原因となり、大変危険で、ふらついた時は急激なスピードの変化を避け、曲がりにハンドルをしっかり合わせながら、ステアリングが安定するまで徐々にスピードを落として行く。