ドライバーと試験官の判断に大きなギャップがあることが多く、それにより路上テストで減点、失格になることがある。初心者は勿論、運転に自信のある経験者でもよく注意し、以下の各項目の理解を深める必要がある。
●通行の妨げ(Impede Traffic)とスピード違反(Speeding)
初心者に対して通行の妨げ(Impede Traffic)、経験者に対してはスピード違反 (Speeding)という判定が試験官から下されることが多い。
例えば、試験官が”Go ! Go !!” “Come on !!” 、さらには露骨に”Speed up !!” と言っているのに、それに対応した行動が見られない、行動に出るのが遅過ぎるといった機敏な対応ができない場合、試験官に「通行の妨げ(Impede Traffic)」と判断されて失格になる。
また、Speed Zoneの認識に欠けて時速10マイル以上のスピードを出してしまった場合、 試験官の判断では「スピード違反(Speeding)となる。Speed ZoneはSchool ZoneやWorking Zoneなど、テストコースによく出て来る要注意ポイントであることを伝える。
※試験管はいずれもこのような判定を下す前に、ドライバーに必ず一度はスピードコントロールに関する示唆を与えているものなので、常に注意を払うこと。それに気づいていない、気づいてはいるがすぐに対応できなかったというのが、減点、失格を招く結果になったと考えられる。
要注意点:初心者⇒機敏な対応、状況判断 経験者⇒スピードに注意する
●右側通行と不適切な走行(Keep Right and Improper Lane of Traffic)
Keep Rightは簡単なようで、アクションが意外と難しい事項のひとつ。路上にセンターラインが描かれていようといまいと、道路中央付近がどこなのかを判断し、その中央付近と思う所より左側へ行き過ぎないように気をつける。ただ、場合によっては道路中央付近より若干左へ寄るのは仕方ない場合があるので、状況によって臨機応変に対応すること。