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こちらは制作による、E-BOOK版Fuji Driving School | Student's Manualの52ページ目の内容です。
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道路中央付近より若干左へ寄って良い場合

道路中央付近まで障害物がある、ダブルパークしている車がいる時は若干左へ寄っても良い。※センターラインを絶対越えないよう運転するものだと思っているドライバーが多いが、これはむしろ「危険な運転(Dangerous Action)」と判断され、失格の原因になるので、注意が必要。

●判断不足と潜在的危険性(Poor Judgement Traffic and Potential Hazards)

路上での判断が未熟で、2~3秒先で起ころうとしている危険なサインに反応していない場合、減点、失格になることがある。危険なサインに反応出来ない理由はさまざまであるが、運転者の注意力欠如と近視眼的になって視野が狭くなっているというのが殆どである。

潜在的危険性の例

(1)路上に駐車中の車のドアが正に開こうしている
(2)対面の車に気を取られ右に寄り過ぎる状態(試験官がそわそわしだす)
(3)左折に気を取られ、接近する車、歩行者が目に入らない
(4)パーキング中、縁石に気を取られ直後の消火栓や立ち木に気が付かない
(5)死角の車、人に注意がいかない等

●判断不足と他のドライバーの行動予測の失敗(Poor Judgement TrafficとFail to Anticipate Actions of Others)

不十分な確認と認識で他のドライバーの行動(動き)を予測できないのは減点、 失格の原因になる。周りに注意を払い、常に他のドライバーの行動を予測することが大事。

他のドライバーの行動予測の失敗例

(1)直前の車両が何故かスピードを落として来たが、そのまま相手に合わせ進行し、その車が突然止まってしまった。こちらも動きがとれず一緒に止まる。

正しい判断/対応⇒ 直前の車が理由もなくスピードを落として来た段階で、その車との間隔を詰めない。その車のこれからの行動を予測して、止まりそうであれば前方に注意しながら速やかに車線変更して追い越す。この例は、前車が速度を変更した時にその車の行動を予測するドライバーの能力を問われている。

(2)私道(Driveway)からバックして車があなたの目の前に出て来ようとしている。 あなたは仕方なく、スピードを落とす。試験官はあなたが何らかの行動を起こすことを期待している。しかしあなたは進路を塞がれ、結局車を止めるはめになった。

正しい判断/対応 ⇒ バックアップして来る車は接近中の貴方の車に気づかない場合があるので、早めにホーンを鳴らしてその車が停止する状況を見極めそのまま進行する。即ち、こちらの優先権を行使する方が安全で正しい方法である。多く日本人ドライバーはホーンを出来るだけ鳴らさないようにする運転をするが、これは正しくない。返って危険な行動であることを認識すること。