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こちらは制作による、E-BOOK版Fuji Driving School | Student's Manualの53ページ目の内容です。
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(3)あなたは試験官の指示に従い交差点を右折しようとしている。あなたは正面の横断歩道付近に歩行者を見つけた。歩行者は立ち止まったままで、あなたの通過を待っている。しかしあなたは結局車を止めてしまう。

正しい判断/対応 ⇒ スピードを落としてそのまま右折をする。この場合の判断は歩行者がまだ横断歩道に入っていないということ、 その上、歩行者は接近中のあなたの車に気づいて横断歩道を渡る意思がないことを判断して、そのまま右折することが正しい。

●確認不足と優先権の認識失敗(Fail to Observe and Fail to Yield Right of the Way)

日本人ドライバーの多くは優先権については勿論、交通ルール全般において、その狙いを正しく理解しておらず、自分の都合のいいように解釈してしまい本来の目的に適う行動になっていないことが多い。ルールの狙いを正しく理解し、優先権の正しい知識を身につける必要がある。

優先権の認識失敗例

自分の車がSTOPサインで右折しようとしている所へ、左側の交差する道路から接近中の車両がある。今、右折すれば何とか間に合いそうと思い、行動を起こして右折した。しかしこの行動は間違いで、右折するにはタイミングが悪く、且つ、優先権は左から接近中の車にある。この場合、STOPサインの目的を理解していなかったため間違えが起こった。

●車の流れと時間、空間への判断(Judgment in “Traffic” and “Time & Space”)

試験官がテスト中、ドライバーに”Judge space!”と言うことが多い。これは「時間的な余裕」「空間的な余裕」を指していることは間違いないが、それ以外にレーンポジションの取り方、レーン選択についても何か間違えをおかしていることを示唆している場合が多いので、その事を理解しておく。

“Traffic”とは車の流れ、人の動き。”Time & Space”は、単純に時間と空間というわけではなく、安全な車間の距離、すなわち時間的な余裕、危険を避けることのできる充分な空間的な余裕を示している。

※この項目は路上テストで一番採点が厳しくなる。しかも試験官とドライバーの判断上のギャップが生じやすいので理解しておくことが肝心。