07

5

習慣 (Habits)

各ドライバーそれぞれ自分自身では気づきにくい”運転のくせ”があるが、そのくせを知り、克服すること。また車を運転する上で、起こりうる事故を防止するため、「〜するかもしれない」と常に危険予知を心がけ、一時停止や安全確認など行動パターンを習慣づける。

6

知識 (Knowledge)

運転するにあたってアメリカの交通ルールや標識を覚えるのはもちろんのこと、車のメカニズムや仕組みなども頭に入れ、運転に必要な知識を身につけること。日本とアメリカでは交通ルールなど異なる箇所もあるので理解する。

7

運転能力・スキル (Skills)

運転能力やスキルを向上させることは大切だが、①〜⑥の基本が揃って初めて必要になる。また、悪天候や夜間での運転では通常よりも事故発生のリスクが高まるので、どのようなリスクがあるのかを理解し、無理をせず状況に応じて慎重な運転を心がける。

●緊急事態が発生した場合の対処法

●事故の場合

交通事故が発生した時は直ちに車を停車し、負傷者がいないか、事故車は自走可能かなど事故概況を確認する。負傷者がいたら応急救護処置を行い、続発事故の防止措置をとる。必ず警察に報告し、 保険会社へも連絡を行い、その指示に従う。その際、事故当事者の情報(自動車免許、住所、連絡先、会社情報)を入手し、事故現場の写真撮影、証人の確保などの事故処理を済ませる。人身事故の場合は、怪我人の状態、救急車出動の有無を記録に留めておくこと。

 

※事故現場に居合わせた人も、負傷者の救護、事故車両の移動を積極的に手助けすること。また、ひき逃げを見かけたときは、車種、ナンバー、色など車の特徴を警察に通報する。

●交通違反

交通違反の場合は警察の指示に従い、聞かれたことだけを答える。黙秘権の行使も判断して行うこと。

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インストラクターの心得

1

運転に対する考え方・態度 (Attitude)

ドライバーは社会的役割、また事故を起こした場合の影響などを認識し、安全運転をを心がけること。道路を安全に利用するため「交通ルール」が定められているが、互いの「思いやり」や「譲り合い」の気持ちが必要であり、油断や過信をせずに日々緊張感を持ち、運転すること。

2

健康・体調 (Physical Fitness)

ドライバーは平行感覚などの基本的感覚を身につけると同時に健康管理をすること。過労状態が続いている場合や、運転中に体調の異常を感じた時に、無理に運行を続けると非常に危険であることを理解し、運転に支障を来す可能性がある体調の異常を少しでも感じた場合は運転を控えること。また、風邪薬などの眠気を招く薬の服用も居眠り運転や事故の要因になるため、服用した際は運転をしないこと。

3

精神的健康 (Mental Fitness)

事故の要因となる精神・心理的要因としては運転技能への過信、焦る気持ち、興奮状態などがある。自分の運転技能を過信すると集中力がなくなり、無謀な行為や見落とし・見誤りを起こし、重大な事故につながり、また急いだり、焦りすぎるとスピードを出しすぎたり、信号無視など危険な運転をしがちになるので、充分に気をつけること。

4

感情的健康 (Emotional Fitness)

運転するにあたって感情は影響力があるので感情をコントロールできる能力を身につけること。イライラしたり、興奮状態での運転は的確な判断ができないばかりでなく、他のドライバーの運転も気に障り、攻撃的な行動を起こしがちになるので気をつける。